時代の空気を逃さないフィリップ・リム
AFFECTUS No.199 モードと聞いた時、どんなファッションを思い浮かべるだろうか。おそらく多くの人が浮かべるイメージは「この服は、いったい、どこで、誰が着るのだろうか」と疑問を抱くほどに服の外観から強烈な印象が […]
毎シーズン、世界各地で発表される最新コレクション。その裏に隠れたデザイン哲学と構造を丁寧に読み解く。
AFFECTUS No.199 モードと聞いた時、どんなファッションを思い浮かべるだろうか。おそらく多くの人が浮かべるイメージは「この服は、いったい、どこで、誰が着るのだろうか」と疑問を抱くほどに服の外観から強烈な印象が […]
AFFECTUS No.197 以前よりも地味で、鮮烈よりも抑制を重視している。その印象を、暗い調子の色が一層強くする。見る様すぐに惹きつけられる派手なモード性は見受けられない。服の上に展開されていたグラフィック量は以前
AFFECTUS No.193 気がつくと、新しいブランドがデビューしている。それがファッション界であり、次々に登場するブランドの数は増えるばかりで、コレクションのすべてを把握するのはもはや不可能に近い。けれど、偶然新し
カサブランカは、男の身体の上で幻想を踊らせる 投稿を読む »
AFFECTUS No.192 ロンドンコレクションといえば、デザイナーがあふれんばかりの創造性を爆発させた大胆かつ迫力あるデザインが多い。パリもダイナミックなデザインは多いが、パリで発表されるコレクションはロンドンより
AFFECTUS No.191 2020AWパリメンズコレクション、リック・オウエンス(Rick Owens)は近年構築してきた自らのSF的世界観をさらに深め、僕らに訴える。想像の外へ手を伸ばせと。 焚かれるスモーク。フ
AFFECTUS No.190 幻想の世界と創造の競争が共存するパリメンズコレクション。そんな世界において、極めて現実的かつ普遍的な服を継続して発表するブランドといえば「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI Alex
毒を見せ始めたアミ アレクサンドル マテュッシ 投稿を読む »
AFFECTUS No.188 「ニューヨーク」 この都市の名を聞いた時、どのようなファッションイメージを思い浮かべるだろうか。モダン、クール、アーバン。ファッション的表現を用いれば、そんな形容をする人もきっと多いだろう
AFFECTUS No.186 いつもハイクオリティのコレクションを見せるわけではない。シーズン毎に波は大きい。しかし、数シーズンに一度訪れるビッグウェーブは、恐怖に襲われるほど底の見えない才能を露わにし、そのことに僕は
AFFECTUS No.185 若く瑞々しい感性を持ち、屈託なく自由が魅力であった若者も、時が経ち年齢を重ねれば否応なしに環境は変わり、それまでの考えとは異なる生き方を強いられることがある。あるいは、自らが望んで新しい考
AFFECTUS No.184 水墨画が描かれた画仙紙を洋服へと仕立てかのような、オリエンタルな美とオクシデンタルな美が波紋状に一体化したニューウェア。ルーク・メイヤー(Luke Meier)とルーシー・メイヤー(Luc