Rolf Ekroth 2025SS Collection

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フィンランドの地から、ノスタルジックなストリートウェアを発信する「ロルフ エクロス(Rolf Ekroth)」。今シーズンは夏の屋外で行われる、フィンランド伝統の社交ダンス文化「ラヴァタンシット(Lavatanssit)」をテーマに、コレクションが製作された。

2025SSコレクションの背景はダンスイベントだけにはとどまらない。救命胴衣を彷彿させるトップス、ドラマティックで優雅な花柄プリント、カジュアルなジーンズに咲き誇った250本のタンポポ、サッカーやアイスホッケーが脳裏をよぎるスポーツの要素。

コラボレーションでも「ロルフ エクロス」は視点は発揮されていた。Tシャツやドレスに取り付けられているのはイヤリング。このアクセサリーは、1937年に設立されたフィンランドのジュエリーブランド「カレワラ(Kalevara)」のもの。古いジュエリーの素材を溶かして再利用し、ヘルシンキの工場で手作業によって製作されるジュエリーは、シンプルな造形がどんなスタイルとも調和し、手に持った時の軽さも魅力。

ファンランドが誇るジュエリーを、「ロルフ エクロス」はダイナミックに表現する。Tシャツでは胸元にプリントされたタンポポの中央にイヤリングが左右に一つずつ取り付られ、ロゴ入りスウェットをドッキングさせたドレスでは180個ものイヤリングが連なっている。ジュエリーは人間の身体だけでなく、服そのものも艶やかに飾る。

「ロルフ エクロス」はいくつものカルチャーを融合し、人間のアイデンティティが一つには収まらないことを訴えてくる。あらゆるカルチャーを次々に体験できる現代人は、好きな服もきっと一つに選べないはずだ。

フラワープリントのスカートが穿きたいし、おじさんテイストなジャケットも着たい。でも、かしこまったスタイルは苦手で、ストリートウェアが大好き。愛するファッションがいくつあってもいい。そのすべてを着てもいい。

大切な人に大切な日、自分の好きをすべて着て会いに行こう。そしてダンスを踊って楽しむ。そんな2025年の夏を「ロルフ エクロス」は後押ししてくれる。

James Cochrane

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Instagram:@rolf_ekroth

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